このエコロジィ アート活動 "Coral Whisper" は、減少しつつある離島の海洋生物や沿岸の資産を保護するためのプログラムのひとつとして 2004年にスタートしました。
国際小島嶼開発会議の調査による、“観光客がお土産として大量に購入することにより、島々の固有の貝殻やサンゴが急速に減少しており、多くの島で固有種が消滅し始めている”、との報告書がきっかけとなりました。
私たちは 「ビーチエコロジー保護プログラム」 を実施するにあたり、実際の貝殻や珊瑚を販売するのではなく、ビーチの 資産をデジタルで可視化して、新しい独創的なギフトアイテムを作ることをアドバイスしました。
白化したサンゴや漂着した貝殻から生まれたユニークなキャラクターは、小さな島々が貴重な自然資産を失うことなく発展 していくための世界的なキャンペーンを推進するための、象徴的なシンボルです。 そのため、私たちは "Coral Whisper" の作成にさいしても、子供たちが環境に配慮した海岸資産との付き合い方を学ぶプロセスのひとつとして、海岸の白化サンゴや貝殻にはカッテイングや着色など一切の加工を行わず、全てあるがままの形状を生かしています。また、写真撮影後元の海岸に戻した時には海水ですぐに分離できるよう水溶性の接着剤を使っています。
これらの地域の海岸資産の保全コンセプトと「アートによる環境教育プロジェクト」は、UNEP(国連環境計画)やNOAA(アメリカ国立海洋大気庁)にも評価され、これらの組織が主催する国際会議において発表してきました。
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